住宅改修の事例を紹介

ハート工夢店の住宅改修の事例を一部紹介します。

【事例】
「ひとりでお風呂に入りたい」という熱意が実現したケアリフォーム

生まれた時から身体に障がいがある方
●男性/20代 ●家族:両親、本人、妹 ●身体状況:脳性麻痺

福祉住環境リフォーム
・お風呂までの移動が大変(ほふく移動)
・脱衣室が狭い
・親の介助無しには入浴できない
・両親が高齢になった時が心配
福祉住環境リフォーム
・ほふく移動から車いす移動に変えた
・脱衣室・トイレを広くして回遊動線にした
・浴室を広くし、車いすからの移乗台を造作した
・本人と家族全員が使いやすいお風呂に改装した
 
福祉住環境リフォーム
・お風呂までの移動が大変(ほふく移動)
・脱衣室が狭い
・親の介助無しには入浴できない
・両親が高齢になった時が心配
福祉住環境リフォーム
・ほふく移動から車いす移動に変えた
・脱衣室・トイレを広くして回遊動線にした
・浴室を広くし、車いすからの移乗台を造作設置した
・本人と家族全員が使いやすいお風呂に改装した
 
 

浴室移乗台のアプローチ動画

車いすアプローチ動画
 

佐賀サポートセンターで何度も入浴時のテストを重ね、造作移乗台を設計。結果として、介助なしで1人で安全に入浴できる環境を実現しました。

福祉住環境デザイン室のリフォームポイント2


浴室を増築するとなると、多くの場合は「横に広げる」ことが当たり前のように選ばれます。
しかし今回は、車いすからの移乗→回転移動という日々の動作に目を向け、発想を変えました。
必要だったのは広さそのものではなく、体が無理なく回れる空間。
そこで浴室を縦にも横にも広げ、回転動作を妨げない余白をつくりました。
その結果、脱衣から回転、入浴、シャワーまでの動きが自然につながり、介助に頼り過ぎることなく、安全で楽に使える浴室が実現しました。
 
一方でご家族からも、入浴時や脱衣の際の腰掛け台としてとても使いやすいと好評です。
一つの設備が使う人それぞれの立場で役割を持ち、家族みんなにとって「あってよかった」と感じられる空間になりました。

浴室移乗台
浴室移乗台

福祉住環境デザイン室のリフォームポイント2


移乗台を木製にした理由は、車いすから乗り移る際の微妙な位置調整がしやすい形状にできること、そして移乗台の上で回転動作を行うためです。
手すりを設置すると動作スペースを妨げてしまうため、移乗台そのものに穴をあけ、そこに指を掛けて体を支えられるよう工夫しました。
この仕組みにより、移乗から回転動作までがスムーズになり、安全に浴室へ入り、一人で入浴が可能になりました。

浴室移乗台
浴室移乗台

福祉住環境デザイン室のリフォームポイント3


木製の移乗台は、コストを抑えて設置できるだけでなく、身体機能の変化に寄り添う福祉住環境として大きな価値があります。
入浴後、身体を自分で拭く動作にはどうしても時間がかかりますが、木の移乗台に腰かけている間、素材そのものが水分を吸収し、自然と身体が乾いていきます。特別な設備や機械に頼らず、素材の力で負担を減らす設計です。
このことで脱衣室へ急いで移動する必要がなくなり、転倒リスクの軽減にも繋がりました。。
「早く動く」ことを求めない空間が、自立した入浴動作と安全性の両立を実現しています。
木の移乗台は、人の動きと時間に合わせて機能する、福祉住環境の一つの答えです。

浴室移乗台
浴室移乗台

この木製移乗台には自然乾燥させた杉の赤身材を使用しています。
表面はやわらかく、肌に触れたときの感触がやさしいのが特徴です。さらに、杉特有の心地よい香りが浴室空間を包み、穏やかな入浴時間を過ごせます。
 


浴室改修以外もリフォームしています


洗面台

福祉住環境リフォーム2

洗面台を、車いすの足先が入れる高さに設置。
水回りの動線を考慮。

トイレ

福祉住環境リフォーム3

車いすで、ラクに移乗ができるようにスペースを確保。

スロープ

福祉住環境リフォーム4

スロープはテラス屋根付きで雨の日も安心して車まで移動できる。

専用玄関

福祉住環境リフォーム5

車いすで行き来できる専用の出入口。屋根があるので雨の日も安心。

ケアリフォーム体験者の声

父「最初はハウスメーカーに話を聞きに行きました。本人の部屋がなかったので、畳部屋をフローリングにしたい、濡れないようにカーポートをつけたい、車いすで移動できる為のスロープをつけたいという話をしました。ただ、本人が1人でお風呂に入りたいという希望には結論が出ず、それ以上進みませんでした。家の中は這っていけるからと、車いすのアイデアも出ませんでした。結局、1人でお風呂に入るアイデアがなく、やっぱり一般的なハウスメーカーはダメだと思いました。それで相談支援専門員から紹介されたのが、ハート工夢店さん。」

父「納得いくまで話し合いをして、このアイデアだったらお風呂にはいれるってなったときですよね。そこが最大の課題だったので。最終的には図面を見て決めました。」

本人「自分でお風呂に入りたいという気持ちはあるけれど、正直できるのか不安でした。やはりこのまま年数が経ったら介助者である両親が年を取るので、お風呂に入る回数が減ってしまうんじゃないかと思いました。」

本人「今までは両親に介助してもらっているときはすごく時間が掛かっていたんです。でも今は自分の好きな時にお風呂に入れる。好きな時に好きなだけ入れるなと(笑)」

本人「以前は外開きのドアだったので電動車いすを何回も切り返して開けていました。でも今は引き戸の玄関なのですごくスムーズになりました。あとはやはり雨が降った時に屋根があるのですごく助かっています。」「本当にありがとうございました。」